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| 平山病 北神経内科平山記念クリニックでの診断と治療 院長 北 耕平 ■平山病の特徴はおよそ次の通りです。 2) 症状は手指の力が弱くなり、握力の低下や指をよく伸ばせないために、箸使用、書字、ボタン掛け、楽器の演奏などがし難くなり、筋肉の痩せ(筋萎縮)が手から腕先にかけて認められます。 3) 多くは片側に起こりますが、両側に起こって、片側に強く反対側が弱いこともあります。 4) 指を伸ばすと震えたり、寒い時に指がかじかみ易い、などの症状もよくみられます。 5) 症状は(自然の経過では)ゆっくりと数年間にわたって進行しますが、個人差があり、軽症の人では多少の障害を残して停止しますが、重症の人では手指の運動機能を失い、日常生活が障害され、職業選択が制約されます。 このような神経症状が生ずるのは、頸を前に曲げたとき、通常の人には起こらないのですが、頸髄周囲を囲んでいる脊髄硬膜管が前方へ移動して、頸髄を後方から圧迫してしまうからで、そこに循環障害が起こります。この状態が続いたり、繰り返されると、手指に行く運動神経細胞にダメージを与えるためであることがCT、MRI検査による研究で判りました。この病気になる方々では、このような現象は身長が伸びる発育期に起こるようで、そこで頸椎カラー療法が考案されました。この治療法は頸を前屈する姿勢を長時間続けるような時(勉強、デスクワーク、楽器演奏練習、など)に前以って頸椎カラー着用して、脊髄にダメージが加わらないようにするもので、具体的な着用法が大切です。頸椎カラーを着用することにより、症状の進行は止まり、改善される場合もありますから、出来るだけ早い時期から治療を始めることが重要です。発病から時間が経過すると、頸を前に曲げてもこの脊髄硬膜が前方へ移動することが徐々に減少して、頸を前に曲げても脊髄を圧迫することがなくなります。症状経過を追いながら、これをめどにカラー療法を中止することになります。 ところで平山病に似ていますが違う病気がいくつかあります。それらと間違えることがないよう広く神経症状を診察した上でMRI検査をすることが大切です。MRIでは頸が真っ直ぐな姿勢と頸を十分に前に曲げた姿勢で撮像することが不可欠です。診察と検査の全てには可成りの時間を要しますが、当クリニックでは一回の診療でこれら全てを終え、その日の中に診断し、治療開始が出来る体制をとっています。それは平山先生の「早期診断、早期治療」の考えに拠るものです。 ■平山病外来のお知らせ お電話にて予約をお取りください。保険診療で行われますが、特別外来予約料として10,500円ご負担下さい。帰りの新幹線、飛行機などの出発時刻がおわかりになれば、その旨お知らせください。 |
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