松浦クリニック(豊島区池袋)産婦人科・内科・小児科・皮膚科 東京都豊島区池袋に住居を構えてまだ30年ですが、住民の皆様がお気軽に産婦人科・内科・小児科・皮膚科の受診、相談ができるクリニックを目指しています。
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婦人科診療案内女性が気なる病気乳がんと自己診断

乳がんと自己診断・早期発見のために

乳がんはこわくない

乳がんは、欧米の女性に多く、日本の女性では比較的少ないとされてきました。それが、最近では、日本でも乳がんの患者さんが急増し、乳がんで命を落とす人が増加してきています。これは、とても残念なことといえます。なぜなら、最近は、乳がんの検査や治療が進歩し、極く早期に発見し、治療さえ受ければ、ほとんど100%治る病気だからです。
しかも、乳がんは、胃がんや肺がんなど内蔵にできるがんと違って、体表面にできるので、自分自身でもみつけやすく、ふだんから気を付けていれば、極く早期のうちに発見でき、手遅れになることも少ないからです。つまり、乳がんは自分で発見することのできるがんなのです。


乳がんの発生転移

乳がんに限らず、全てのがん細胞は、もともとは正常な細胞が、何かのきっかけで異変を起こし、異常に増殖する細胞に変化したものです。
乳がんが最も発生しやすいところは、日本人では、乳汁を乳頭へ送る働きをする「乳管」です。乳管の他にも、乳汁を作り出す「小葉」や「乳頭」に発生しますが。その頻度は比較的少ないとされています。
乳管の細胞ががん化して増え始めると、その部分がふくらんで「しこり」になります。ところが、このしこりはふつう痛みがないので気がつきにくく、そのまま放っておくと、乳管の中だけでなく、乳管の外にでて増え始めます。乳管の外へ出たがん細胞は、血管やリンパ管を通って全身へ拡がり、乳管に局在する病気から、全身的な病気と移っていきます。これが、乳がんの転移です。

乳がんの発生する場所

がん細胞の発達

乳管内がん

侵潤がん
乳管の中で増え続けるがん細胞
乳管の外で、増殖を始めたがん細胞

乳がん治療の決め手は早期発見

もし、乳がんを早期に発見し、がん細胞が乳管の中だけにあるうちに取り除けば、ほとんど100%治すことができます。しかし、その時期を過ぎて全身にがんが転移するようになると、手術により乳房にあるがん細胞を取り除いても、全身にちらばったがん細胞まで取り除くことは難しく、がんを完全に治すことが困難になります。
乳がんの進展と手術後の生存率(10年)
1. 乳管内がん
100%
1. しこり2cm以下
80.1%
リンパ節のしこりなし
2. しこり5cm未満
62.3%
ワキの下のリンパ節にしこり
3, しこり5cm以上
33.0%
まわりに転移
4, 他の臓器への転移
 
3.8%

誰にでもできる乳がんの自己検診法
乳房の形はどうか
1. 鏡の前に立って、両腕の力をぬいて自然にさげたまま、次のことを調べます。
(イ)左右の乳房の形や大きさに変化がないか
(ロ)乳房のどこかに皮膚のへこみや、ひきつれがないか
(ハ)乳首がへこんだり、ただれができてないか
2. 両腕を上げた状態で、1、の(イ)(ロ)(ハ)と同じことを調べます。(しこりがあると、そこにへこみができたり、ひきつれができたりすることがあります。)

乳房にしこりはないか
3. 次に、仰向けに寝て、左肩の下に、あまり高くない枕、あるいはタオルを折って入れます。左手を上にあげ、頭の下に入れるようにします。右手の指をそろえてのばし、まず、左乳房の内側を調べます。


4. 右手を左乳房の内側(乳首よりも内側)にのせ、指のはらを胸の中央部に向かって、柔らかく、しかもしっかりすべらせるようにし、まんべんなく、しこりの有無を調べます。


5. 同じ姿勢のまま左腕を自然な位置に下げ、今度は、乳房の外側(乳首より外側)の部分を、外から内に向かって、柔らかく、しっかりと指をすべらせて調べます。


6. 右乳房についても、左乳房と同様の方法で調べます。枕あるいはタオルを右肩の下に入れ、左手を使ってまんべんなく、しこりの有無を確かめます。

ワキの下のリンパ節にしこりがないか
7. 次に、起きあがり、右手の指をそろえて伸ばし、左のワキの下に入れて、しこりがあるかどうかを指先で確かめます。
右のワキの下についても同様の方法で調べます。


乳首から異常な分泌物が出ないか
8. 左右の乳首を軽くつまんで、乳をしぼるようにし、血液の混じった分泌物がでないかどうか確かめます。


さっそく、はじまましょう
乳がんの自己検診
乳がんのいちばん分かりやすい症状、それは、乳房の中に、小さい、かたい、痛みのない「しこり」ができることです。はじめは、なかなか要領がつかみにくいかもしれませんが、何度もくり返していくうちに、自分の乳房の形やかたさがよく分かり、米粒くらいの小さい「しこり」でも発見できるようになります。

乳がんの自己検診は、毎月1回必ず実行しましょう。

乳房を調べるのは、生理の後、4〜5日間が適しています。生理がなくなった人(閉経後)は、毎月、一定の日を決めて調べてください。

もし、しこりをみつけたら
しこりイコール乳がんと考え、心配し過ぎる人がいますが、しこりがあるからといって、乳がんであるとは
かぎりません。むしろ、しこりがあっても乳がんではない場合の方がずっと多いのです。乳房にしこりやしこりらしきもの、何らかの異常をみつけたら、独りで悩んでいるよりも、すぐ、専門医に相談してください。

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