横浜市 みずおクリニック
泌尿器科・内科・訪問診療,介護,看護・在宅カテーテル管理
トップページはまかぜトップ>はまかぜ2004.7.23
□前立腺癌のホルモン療法について

Q.前立腺癌のホルモン療法について教えて下さい。(73歳男性)

A. 先日、天皇陛下がホルモン療法を開始することが報道され、私も「テレビ朝日の報道ステーション」に出演し、御病状について解説いたしました。最近、前立腺癌のホルモン療法が注目されています。
前立腺癌は男性ホルモン活性に依存し、その働きを弱くすると、いったん広がってしまった癌でも進行がおさえられます。ホルモン療法の基本は睾丸と副腎から分泌される男性ホルモンをブロックすることです。LH-RHという薬を1〜3ヶ月ごとに注射することで睾丸由来の男性ホルモンをほぼ完全にブロックできます。またカソデックスという飲み薬を併用することで副腎由来の男性ホルモンも完全にブロックする強力な治療もあります。薬の副作用はほとんど無く、きわめて安全な治療法です。まれに投与開始直後にほてりや脱力感が見られますがすぐに消失します。
治療中は定期的に血中の男性ホルモン濃度を測定し抑制状態を確認し、前立腺癌の腫瘍マーカー(PSA)の測定・直腸指診・超音波検査などで治療効果を判定したり、癌の治療状態を観察することが大切です。



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