Q 母が寝たきりで尿失禁があり、オムツをするようになり元気がなくなりました。オムツをはずしたいのですが。(54才、女性)
A 介護保険の施行後に要介護認定を受けている老人で自立度の高い老人の3割が、介護度の高い人の8割が「オムツ」をしています。家族や内科主治医の間に「年だからオムツは仕方がない」という考え方が浸透していること、医療機関から意味無くオムツをしたまま退院し、その後も着用し続ける例が多いこと、介護者にとって尿の管理が楽であることなどがオムツを着ける理由です。しかし、オムツ着用は人間としてのプライドをいちじるしく傷つけ、悩み、時にはうつ病になります。陰部の清潔が保たれず尿かぶれに悩まされます。オムツは尿失禁が有るからつけるのですが、尿失禁の原因は尿意を感じて我慢できずもらす(急迫尿失禁)と、前立腺肥大症などで尿がたまりすぎてもれる(溢流性尿失禁)がほとんどです。一度着けたオムツを外すのは容易ではありませんが、排尿状態の評価と適切な治療法の選択で直す方法もあるので、ご相談下さい。
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