横浜市 みずおクリニック
横浜市 泌尿器科・内科・訪問診療,介護,看護・在宅カテーテル管理

トップページはまかぜトップ>はまかぜ2006.9.22

膀胱炎症状と膀胱癌

Q 頻尿や残尿感があり、膀胱炎がなかなか治りません。尿細胞診でクラスIVと言われ上皮内癌と診断されました。(59歳男性)

A:尿細胞診は膀胱癌の簡便なスクリーニング検査です。細胞の異型度により陰性(癌なし)、擬陽性(癌の疑い)、陽性(癌あり)に分かれます。細胞の悪性度が低い膀胱癌では陽性率があまり高くありませんが、悪性度の高い癌や上皮内癌では細胞診が擬陽性以上になります。膀胱癌は普通カリフラワーのような塊を作りますので膀胱のエコー検査で発見できます。しかし膀胱の表面に広がる上皮内癌は胃のスキルス癌と同様に塊を作らない特殊な癌で、エコー検査では見つかりません。膀胱炎が難治性の場合、とくに男性では膀胱炎自体がまれですので、膀胱癌の可能性も高いので細胞診は重要な検査です。細胞診が擬陽性以上なら膀胱鏡検査で癌の塊の有無を調べます。しかし上皮内癌は膀胱鏡検査で膀胱粘膜の発赤、むくみなど膀胱炎と間違えやすいやっかいな癌です。さらに上皮内癌は進行性の癌に移行するものも多く膀胱鏡で癌がなくても安心できないので、定期的に尿細胞診を行い、必要なら膀胱の生検術を行います。


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