Q よく病院などで尿の検査をしますが、尿からどんな病気がわかりますか?(58歳男性)
A 尿には体の中のタンパク質、核酸などが分解された老廃物が入っています。その化学物質の数は1500種類以上と言われており、その物質を調べると体の中の状態が良くわかり、いろいろな病気を発見できます。
たとえば
1.尿が茶褐色になり、ビリルビン、ウロビリノーゲンを検出すると急性肝炎・アルコール肝炎などの肝臓病や胆石症、
2.
血尿と尿潜血では腎炎、尿路結石、腎臓や膀胱の癌・炎症・結核、
3.尿糖やケトン体からは糖尿病や甲状腺の病気、
4.妊娠の有無、
5.水のような尿が多量に出ると脳の病気の尿崩症、がわかります。
さらに詳しく顕微鏡で見て白血球が認められると腎盂腎炎・膀胱炎・前立腺炎などの尿路感染症がわかり、尿中の細胞を染めて見ると、腎臓・尿管・膀胱・尿道の癌の早期発見も可能です。尿の検査でからだ全体の状態がわかると言っても良いと思います。しかも血液検査やX線検査のように痛みや障害のまったくない検査である事は利点です。病気の早期発見のために尿を定期的に検査しましょう。
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