■オルソケラトロジーを行っております
通常のコンタクトレンズは装用してる間視力を矯正します。しかしオルソケラトロジ-で使用するコンタクトレンズ(ハ-ドコンタクトレンズ)は、眠っている間に装用し角膜自体を矯正する特殊なレンズです。
特に近視矯正手術の適応前である年齢の若い近視の方は、角膜が柔らかいといわれているのでこの方法の良い適応となることを多く見受けます。ただし実際にその方に適応があるかどうかは単純に裸眼視力が0.1や0.3などというだけは判断できません。屈折度数の強さや角膜乱視の形状や、程度、さらにコンタクトが可能かどうかの眼球の状態や、涙の量などさまざまな要素により適応を判断させていただきます。そのためご興味のある方はまずご来院いただき、各種検査を行い適応を判定いたします。なお視機能の正常な発達をさまたげる可能性を避けるため、当院では適応は小学校4年生以上としています。また適応のある方には1週間のモニタ-期間も設けてありますので、視力向上の実感を御体験いただけると思います。
なおオルソケラトロジ-につきましては、自由診療となりますので、治療費など詳しくは当院へお問い合わせください。
■ICLを使用した視力矯正を行っております
ICLとは最新の屈折矯正手術である有水晶体後房レンズの略です。
近視矯正手術としては現在は角膜を削るLASIKが一般的ではありますが、矯正する度数には限界があるため強度近視では安全に行えない、施行できないなどと言ったケースもあります。そういう場合は特にこのICLのような他の屈折矯正手術の適応となります。この手術はHEMAとコラ-ゲンの共重合体素材である「コラマ-」から作られた眼内レンズを眼内に挿入します。またICLの特徴の一つは角膜を切除しないため、ICLを取り出せば元に戻る「可逆的な手術」であることも大きなメリットです。
歴史的には近視矯正手術の中で有水晶体眼内レンズ挿入術は、1980年代から行われていました。さまざまなタイプの眼内レンズが作られてきましたが、当院が使用するスタ-サージカル社の現在の眼内レンズの原型は1993年に作られ、現在は第4世代として改良されてきています。現在まで全世界64か国で施行され過去12年の長期実績があり、ICL挿入は現在まで累計で185000枚となっています。
このレンズを使った手術は、スタ-サージカル社の認定を取得した眼科医のみが手術が可能です。当院もこのICL認定を取得した上で手術を施行しています。
この手術の適応は、現在のところ21歳から45歳までとなっており、さらに近視の程度や個々の眼球により禁忌や向き不向きがあるため、ご興味のある方は一度適応の有無に関して検査を受けていただく必要があります。
この手術はLASIK手術と同様に自由診療となっているため治療費など詳細については当院にお問い合わせください。
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