池袋眼科《松原クリニック》では、ものもらい、結膜炎、緑内障、飛蚊症を始めとした一般眼科診療を行っております。
当クリニックでは、リラックスして診療を受けていただけるよう、なごやかな雰囲気づくりを心がけた医療サービスをご提供しています。
強度近視(きょうどきんし)
近視の眼とは?
- 明視力が弱いといえば近視と思われやすいように、近視になってしまった眼には眼鏡矯正が必要となります。 しかし、眼鏡は見かけの問題や使用上の不便さから、近視の子供を持つ親に嫌われます。 確かに、近視は遠くを見るとぼやけて見にくく不便ですが、近くを見るには目を近づけさえすれば見えるため、 特に不自由はありません。むしろ、正視の人が老眼鏡の必要な頃になっても、近用眼鏡を必要としない場合があり、 老視に有利とされています。ただ、強度近視に関しては、後に述べるような疾患と結び付く例がありますので注意が必要です。
- 近視の進行に関係する因子としては、目を使う近くの仕事(近業)が最も重視されており、
他に調節や眼圧作用なども関係していると考えられています。
近視の進行防止対策
1)望遠訓練
2)調節の減少
- 眼鏡や薬物点眼で調節の負担を軽減することにより、近視の進行が遅れるといわれています。
特に偽近視(仮性近視)には薬物点眼療法がよく用いられています。
3)その他
- ハードコンタクトレンズの使用により、近視の進行が遅れるという意見もあります。
強度近視の目に起こりやすい病気
飛蚊症
- これは目の中の大部分を占める透明な硝子体に混濁ができて、
蚊が飛んでいたり、糸くずが付いているように見えるものを言います。
特に、明るい空や白い壁などを背景にして見ると混濁
がよく分かります。また本を読むとき、この混濁が気になって邪魔になったりすることがあります。
この混濁は中年以上になると現われることが多く、そのほとんどが硝子体の変性とされています。
近視眼では若い年齢からこの混濁を見ることが多く、通常、放置していても悪くなりませんが、
ときに網膜剥離を引き起こすことがあるので注意が必要です。
網膜剥離
- 眼の網膜がはがれてくるもので、飛蚊症がひどくなったり黒い膜が垂れて視野が狭くなり、
視力低下を生じ、そのまま放置すれば失明 にいたるものです。網膜剥離は一般に
近視眼に多いとされていますので、眼を打ったりすることのないよう注意が必要です。
網膜に変性や裂孔が早期に見つかると、レーザーでくっつけて予防できますが、
網膜がはがれてしまうと入院手術が必要です。
緑内障
- -6.OD(ジオプトリー)以上の強い近視の人の約3%が緑内障を合併するといわれ、一般よりも高率に発生しています。
- 近視は、文明病の一種ともいわれ、近視の人が増えていますが、近視もそれなりに利点があります。 しかし、強度の近視になると、日常生活上不自由になり、ほかの眼の病気も起こってきやすいので注意が必要です。